書籍やコミックでも話題。いま、土木系の女子=ドボジョが熱い!
建設の現場で働く女性が「土木女子」(ドボジョ)と呼ばれ、いま熱い視線を浴びています。CADオペレーターさんたちも、ある意味デスクワークの「ドボジョ」といえるかも? 今回はコミック化もされて話題のドボジョに注目してみました。
コミック化もされ、いまは女性に人気の職業のひとつに!
CADオペレーターの方々も共感できるかも?!
まず「土木系女子」が話題になったのは、2011年に発行された、そのタイトルもズバリ『ドボジョ!』(著者:松本小夢、講談社刊)。この漫画はマスコミでも話題になったので読んだ人も多いのではないでしょうか?
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ストーリーは「ドボジョ……それは“土木系女子”! 建設機械に憧れ、衝動的に建設会社に就職してしまった桜子。家族には銀行に勤めていると偽り、取引先のイケメンには男性と誤解され、職場では悪戦苦闘……。それでも、夢だった仕事に燃えるドボジョ!」(Amazonより)。
建設系のCADオペレーターの仕事をされている方には、近い世界だけに共感できる部分もあるかも? 機会があれば読んでみてください。建設関連の専門用語もでてくるので勉強になるかもしれませんね。
また2014年の秋には『土木女子!』(編集:清文社編集部)という写真とインタビューで構成された書籍が発刊されました。こちらも、書店はもちろん配架されている図書館も多いようですので、ぜひチェックしてみてください。
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このように漫画や書籍などでも話題の「土木系女子」。いま、いちばん、女性に人気の職種のひとつといえるでしょう!
土木や建築の現場では、いま女性がたくさん働いています
CADオペレーターさんのお仕事は、おもにデスクでPCと向き合って建設現場を訪れることは少ないかもしれませんね。でも、勤務先が現場事務所の人は現場作業をする女性が増えていることを実感している人も多いのでは…。
土木系の現場で働く女性は増え続けています。スーパーゼネコンのひとつ鹿島建設では2005年から土木系、2006年から建築施工系の女性技術者が採用されるようになりました。
そして大学の建設系学科で学ぶ女性たちも「大きな建物を建てたい、橋を架けたいという女子学生は増えている」そう。そして、興味深いことに建設現場で働く男性たちの「身だしなみ」がよくなったという声も出ています。(参考・出典:『東洋経済ONLINE』)
このように、かつては「力仕事」が中心でどちらかというと男性社会だった建設現場に土木系の女性、ドボジョと呼ばれる人びとが増加していることは、女性が多いCADオペレーターさんにとっても、心強く安心な傾向といえるのではないでしょうか?
最後に
歴史通の女性を指す「歴女(レキジョ)」、理系の女子を言う「リケジョ」などと同様に、土木現場で働く女性、土木女子=ドボジョも一般化した表現になってきています。
こうした「○○ジョ」と呼ばれる、いま女性の関心を集めている分野は、少しマニアックだったり技術が必要なジャンルで、どちらかというと男子の領域でした。
でも、「土木系女子」の人々が増える背景には男女関係なく「好きなこと、興味のあること」が職業につながる時代になったともいえるのでは? また、「一般社団法人 土木技術者女性の会」(https://womencivilengineers.secure-ymc.jp/)という団体もあり、1983年から積極的な活動を展開しています。
「図面を描く仕事」も、かつてはどちらかというと男性中心でした。でも、いまCADオペレーターのお仕事では、たくさんの女性が活躍中! いま、建設・土木、そして建築の世界でも女性のもつ繊細な感性が必要とされているといえるでしょう。