JW-CAD初心者が躓きがちなポイント<その2>
JW-CADで図面を描いている時に初心者が躓いてしまないようなポイントを具体的に挙げてみました。覚えておけば役立つ事もあると思います。
図面に画像を貼り付ける時の注意
仕事で図面に写真や地図の画像を貼る事がよくあります。
案内図などは、グーグルマップなどを利用して画像形式にし、JW-CADで描いている図面に貼り付けることができます。
「JW-CAD 画像貼り付け」で検索すれば、ある程度やり方はわかりますし、教本に解説が出ている場合もあります。さほど難しいことではありません。
私がまだ覚えたてのJW-CADで躓いたのは、作った画像入りの図面を、メールで送信したときのことです。先方に着いた図面には画像の部分がすっぽり抜けていました。相手方もJW-CADに詳しいわけではなく(職人さんでした)困った!になりました。
CADの場合、製作段階では画像を貼り付けるという行為はしますが、実際には「画像のある場所からいちいち呼びつけて表示させる」、というイメージなのです。リンクさせているということなのです。図面を作った後に、画像のあった場所を変えてしまうと表示されなくなります。メールに図面だけ添付されたものを開いても、元の画像がないので、表示がない状態になってしまいます。
このような時は、図面とおなじフォルダに、あらかじめ貼り付ける画像を入れます。それから図面に、画像編集→画像挿入コマンドを使って作成し、画像はそのままフォルダ内に残しておきます。メールで添付するときは、フォルダごと圧縮して送れば大丈夫です。
ちなみに圧縮・解凍の意味もネット検索等で調べて覚えておいてください。容量の大きな物(図面や画像・PDFなど)をメール添付で送信するときは、必ず使いますよ。
JW-CADでPDFデータを貼り付ける方法
これは実践向きかと思いますが、いざ仕事に出て頼まれた時に、やった事があるのと、ないのでは対処がかわってくると思います。
私の経験ですが、建築において、仕様書などはPDF化されていることが多いのですが、設計図書に、JWデータとして他の図面と同様に残さなくてはならない時がありました。
実際、JW-CADではPDFデータは直接貼り付けることはできません。
やり方も普通の教本にはあまり出ていないでしょうし、本屋さんに行く時間もありません。困ってしまい、いろいろとインターネットで調べて何とかしました。
手っ取り早いのはPDFを開く→画面コピーをする→ペイントでビットマップ画像にする→画像編集→画像挿入コマンドを使って作成、です。
基本的にデフォルトでJW-CADで認識する画像は、ビットマップ形式のみです(Susieプラグインを使えばJPG形式の画像もそのまま対応しますが)ので、ペイントでビットマップ形式に保存しなおしましょう。
このあたりは
1. JW-CAD使い方.com PDFの貼り付け
https://www.youtube.com/watch?v=mx46iy0wNTo
2. PDFのページをJPG画像に変換してJw_cadに貼り付け
https://www.youtube.com/watch?v=sHcuRanneY4
などに動画で詳しく出ています。ぜひやっておいてくださいね!
☆2回にわけて、JW-CADの学習のこと、具体的な事も含めて書きました。
JW-CADの学習途中の方だけでなく、すでにJW-CADでお仕事を始めた方にも、参考になればと思います。