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東京建物散歩~東京ゲートブリッジ~

東京建物散歩~東京ゲートブリッジ~

長谷川
これ見て!キレイでしょう!

佐々木
なになに?これってゲートブリッジ?

長谷川
そうだよ!ライトアップされる日に合わせて行ってきたんだ。
雨の日で霧がかかっていたので、画質が少し残念だけど…

槙野
でも綺麗に撮れてると思うよ!
ライトアップって常にされてるわけじゃないんだ?

長谷川
最近は特別ライトアップしかしてないらしいよ

佐々木
この日はなんでライトアップしてた?

長谷川
「臓器移植法施行日」なんだって。
次のライトアップは11月1日だけど、その日は「児童虐待防止月間」。
照明機器には太陽光発電システムを導入して、省エネルギー性に優れたLED照明を使っているので、環境にもやさしい!

槙野
そういえば、ゲートブリッジって「恐竜橋」とも呼ぶよね?

長谷川
そう!ちょっと独特な形してるよね。
ここって羽田空港と近いから、航空法の高さ制限と大型船舶が通れる桁下の高さを確保するために吊り橋とか斜張橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせて橋桁の荷重を分散する「トラス構造」を採用したそうよ。

槙野
そうなんだ!

長谷川
「耐用年数100年を目指す橋梁」をコンセプトに色んな最新技術を導入していて、
支承は、鉛直反力と水平反力を別の支承で支持する「機能分離型のすべり型免震支承」を採用して、大地震とかのときに既存の免震支承で支えられる水平力の3倍に達するトラス重量を耐えれるんだって。
それを橋梁中央部の2つの主橋脚部に2基ずつ並べて設置しているらしい。
あと、伸縮・歪みの計測センサーが橋の中に埋め込まれているので、災害時の影響をすぐに把握できるようにもなっているそうだよ。

佐々木
既存の3倍も!?それはすごいね!

長谷川
上部工にはBHS鋼材(橋梁用高性能鋼材)を使って、トラス主構の設計にLRFD(荷重抵抗係数設計法)を取り入れたことで、通常のものより重量を3%、材料制作費を12%も縮減したらしい。
ちなみに、ゲートブリッジの設計段階でBHS鋼材の採用は国内初だったんだって!

槙野
私も近くで見てみたくなったわ!

長谷川
新木場駅でバス乗って20分くらいで近くまで行けるから、次のライトアップの時に行ってみたらどう?
夜釣りの人とかバイクでツーリングしている人とか結構いるよ。
ただ、夜の公園は暗いし、広さに比べ人少ないからちょっと怖いかもだけど;;

佐々木
じゃ、私と一緒に行こう!

槙野
ありがとう!

長谷川
羽田空港に向かってる飛行機と羽田空港から離陸した飛行機も見れるし、遠くに東京タワーも見れるから、天気いいと本当にキレイだと思うよ!

槙野
ステキ❤
ちなみに、いつ竣工したの?

長谷川
事業期間は2002年から2011年で、開通したのは2012年の2月12日らしいよ。

佐々木
思ったより最近だね!

長谷川
だよね!
話してたら私もまた行きたくなってきた!
私も付いて行ってもいい?

槙野
もちろん!
じゃ、ゲートブリッジまで案内してください!

 
 
 
 

【物件概要】
着工:2002年
竣工:2011年
開通:2012年2月12日
形式:トラス橋
構造:
 主橋梁部 – 鋼3径間連続トラス・ボックス複合構造
 アプローチ部 – 連続鋼床板箱桁構造
 橋脚 – 鉄筋コンクリート構造
 基礎 – 鋼管矢板井筒構造
全長:2,618m(陸上部アプローチ橋含む)
幅:24m(往復4車線・都心側に歩道設置)
高さ:橋梁最上部 87.8m
最大支間長:440m
主橋梁部橋長:760m

 

人物紹介
佐々木
急に冷え込んできたね。
こういう時期は革ジャンでしょう!

長谷川
革ジャンね。私はブルゾン派かな?

槙野
私はまだそんなには寒く感じてないのかな。
最近トレンチコートはよく着てる。
この記事を書いた人
CADカフェ編集部

きゃどかふぇへんしゅうぶ

CADカフェ編集部

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