東京建物散歩~慶應義塾大学図書館・旧館~
佐々木
みんなお盆休みはどうだった?
長谷川
特に何もー。ひたすらゲームとネットフリックス。
槙野
私もずっと家でごろごろしてたね(^_^;)
佳織ちゃんはどうだったの?
佳織ちゃんはどうだったの?
佐々木
1日だけ用事があって、三田の方に行ったんだけど、慶應大学の旧図書館も寄ってみたんだ。
長谷川
慶應の旧図書館行ったんだ!
あれ重要文化財だよね?
あれ重要文化財だよね?
佐々木
そう!慶應義塾創立50周年を記念して1912年に竣工したもので、1923年の関東大震災と1945年の東京大空襲もくぐり抜けて、今もあのキレイな姿を保っているからね。
長谷川
赤いレンガと花崗岩の色合いとネオ・ゴシック様式のカッコよさがたまらない!!
槙野
赤いレンガの洋風建築物というと東京駅を思い出すわ。
佐々木
そうだよね。
ちなみに、慶應大学の旧図書館は外国人の手をまったく借りずに造られたらしいよ。
ちなみに、慶應大学の旧図書館は外国人の手をまったく借りずに造られたらしいよ。
槙野
そうなの?すごいね!
佐々木
設計は曾禰中條建築事務所、施工は戸田組。今の戸田建設ね。
曾禰(そね)先生は世界遺産である、三菱長崎造船所の占勝閣を設計した方でもあるよ。
曾禰(そね)先生は世界遺産である、三菱長崎造船所の占勝閣を設計した方でもあるよ。
長谷川
すごすぎる…!!
佐々木
1995年の阪神大震災の後には耐震補強工事を行っていて、今の姿のまま保存しながら耐震対策を施すために、「免震レトロフィット工法」というのを採用したんだって。
槙野
免震レトロフィット工法??
佐々木
建物そのものを持ち上げて下部に免震装置を設置する工法らしい。
建物の下に免震装置を挟んで地面から浮かして、地震のエネルギーを免震装置で吸収することによって、建物の揺れを小さくする仕組みだそう。
ちなみに、国立西洋美術館本館とか東京駅の丸の内駅舎などもこの工法を取り入れてるんだって。
建物の下に免震装置を挟んで地面から浮かして、地震のエネルギーを免震装置で吸収することによって、建物の揺れを小さくする仕組みだそう。
ちなみに、国立西洋美術館本館とか東京駅の丸の内駅舎などもこの工法を取り入れてるんだって。
槙野
そのまま持ち上げるのね!
佐々木
その他に、劣化した屋根と外壁の補修工事もしたけど、空襲による火災で曲がった第一書庫屋根裏の骨組みは立ち入り禁止区域にして、今も戦争の遺構として残されているらしいよ。
長谷川
立ち入り禁止区域なら見ることはできないのか…残念…(=_=)
佐々木
その他にも見るものいっぱいあるから!
図書館の中もすごくステキで、入ってそのまま正面の階段に向かうと大きなステンドグラスがどーんと!
2階に上がると正面からも見れるけど、私は下から見上げるのが好き❤
図書館の中もすごくステキで、入ってそのまま正面の階段に向かうと大きなステンドグラスがどーんと!
2階に上がると正面からも見れるけど、私は下から見上げるのが好き❤
槙野
ステキ❤
佐々木
でしょう!2階には展示室もあって、私は慶應義塾史展示館を見てきた。
福澤諭吉さんが実際に使っていたものとか英語で書いた手紙とかいろんなものが展示されていて、その時代を間接的に感じることができると思うよ。
中には災害の時に壊れ落ちたものの破片とかもあって、面白かった!
福澤諭吉さんが実際に使っていたものとか英語で書いた手紙とかいろんなものが展示されていて、その時代を間接的に感じることができると思うよ。
中には災害の時に壊れ落ちたものの破片とかもあって、面白かった!
槙野
私も行ってみたいなー。
佐々木
遠いところでもないし、一人でゆっくり楽しむのもいいと思うよ!
長谷川
私も休みの日に行ってみよーっと!
【物件概要】
設計:曽禰中條建築事務所
施工:戸田組
着工:1908年
竣工:1912年
構造:煉瓦造、一部鉄筋コンクリート
建築面積:684.4m²
佐々木
最近、インナーカラーとかしてる人多いじゃん?
みんなはやるんだったら、何色がいい?私は中を黒に!
みんなはやるんだったら、何色がいい?私は中を黒に!
長谷川
私はインナーよりはオンブレかな?
下の半分だけ赤にしてみたい。
下の半分だけ赤にしてみたい。
槙野
インナーカラーか。
もし染めるのなら、紫系がいいな。
もし染めるのなら、紫系がいいな。